親知らずの抜歯後の痛みはどれ程なのか?
これから親知らずを抜こうとしているアナタにとって、
一番気になるのが手術後の痛みだと思います。
今回は、私が親知らずを抜いた時の体験をお話しします。
結論から言うと、私の場合、抜歯後の痛みは、それ程強くなく、しかも短時間で収まりました。
痛みを減らすポイントは、痛み止めの薬を飲むタイミング!
また、抜歯の手術を受ける時間によっても、その後の対応が変わってきます。では、私の体験談を順にお話しします。
親知らず抜歯後の痛みは?
私は、横向きで埋没している親知らずを抜歯しました。
レントゲン写真の「横向き」型の歯です。
まず、前回までの記事で、親知らずの種類についてや、抜歯手術中の痛みや手順について詳しくお話ししました。
まだ読んでいない場合は、まずは、こちらをどうぞ。
今回は、抜歯した後の痛みについてです。
私が親知らずの抜歯手術を受けたのは、午前中です。
この日は、平日でしたが私は休みだったので、午前9時に予約を入れました。
親知らずの抜歯をするなら、休みの日か、翌日が休みの夜などを選ぶことをお勧めします。
それは、多かれ少なかれ、抜歯後の痛みはあるので、安静にできる環境にしておいた方が良いからです。
では、実際に、手術後、どのように痛みを感じ、いつ頃、痛みが収まったのか、時系列で具体的に見て行きましょう。
親知らず抜歯手術の後、痛みの変化は?
では、私が手術を受けた時の一日の流れと、痛みの変化を時系列で追っていきます。
午前9時30分 手術開始
09:00 歯医者に行き、手術の説明を受ける。 09:30 手術開始。 10:00 無事、抜歯が終了。
10:30 歯医者を出る。
午前10時45分(抜歯から45分後) 痛み止めを飲む
自宅に戻り、処方された痛み止めの薬を飲みました。
手術が終わった直後は、まだ麻酔が効いているので、この時点で、まだ痛みは感じませんでした。
歯医者の説明では、
「痛み止めは、痛みを感じ始めたら飲んで下さい。」
とのことでした。
その理由は、 「痛み止めは、痛みがない前に飲んでいると、 いざ痛みが出た時に、効きづらくなる」
とのこと。
確かに、そうなのかもしれませんが、私は、痛みが出る前に、一回目の痛み止めの薬を飲みました。
それは、なぜか。
痛み止めは、飲んだ瞬間に、痛みがひくものではありません。
効果が出るのに30分以上はかかるでしょう。
さらに、親知らずの抜歯を体験した人の話を色々と聞いていて、
一回目の痛み止めは、すぐに飲んだ方が良いという意見が多かったからです。
とはいえ、これは私個人の意見です。
医者ではない素人なので、実際は、かかりつけの医師の話をよく聞いて、ご自分の判断で行って下さい。
では、痛み止めを飲んだ後、痛みは出たのか?
親知らず抜歯後の痛み止めは効くの?
- 親知らずを抜歯した後、どれほどの痛みがあるのか?
- 痛み止めは効くのか?
この2点が気になるところだと思います。
午前11時15分(抜歯から1時間15分後) 痛みを感じる
手術が終わって、1時間を過ぎたくらいに、抜歯した歯茎の辺りに痛みを感じ始めました。
手術で打った麻酔の効果がなくなってきたのでしょう。
麻酔が効いている間は、口の中の感覚がないのですが、だんだんと感覚が戻ってきて、少しずつ、ジンジンするような痛みが襲ってきました。
この30分前に、痛み止めの薬を飲みましたが、この時点では、痛みが勝り、時間が経つごとに、痛みは「ジンジン」から「ズキズキ」と強さを増して行きました。
耐え難いほどの痛み、という程ではなかったですが、やはり痛みが気になって、不安が出てきます。
この先、もっと痛くなるのだろうか?と。
私は、痛みを感じ始めてから、横になり安静にしていました。
すると、痛みが消えていったのです。
午後0時15分(抜歯から2時間15分後) ズキズキする痛みが収まる
痛みを感じ始めてから1時間後。
ズキズキしていた痛みは次第に収まり、始めに感じた「ジンジン」程度に戻りました。
痛み止めが効いてきたのでしょう。
横になりウトウトしている分には、痛みは全然、気になりません。
とはいえ、昼ご飯を食べる気にはなりませんので、抜きです。
水分補給はしました。
親知らずを抜歯した左奥歯には触れないように、水を口の右側に流し、飲み込みました。
鏡を見ると、親知らずを抜いた左側の顎は少し腫れています。
午後3時45分(抜歯から5時間45分後) うがいすると再び痛みが
抜歯手術後、5時間が経った頃には、痛みはほとんどなくなってきました。
そこで、口の中を水でうがいすることにしたんです。
水を口に含み、ぐちゅぐちゅすると…
ぐわー、親知らずを抜いた辺りが、しみる。
そして、再び、ズキズキする痛みが復活しました。
ああ、うがいしなければ良かった。と後悔しましたが、時すでに遅し。
しばらくは、痛みが収まりませんでしたね。
午後5時(抜歯から7時間後) 2回目の痛み止めを飲む
午後5時に、再び痛み止めを飲みました。
歯医者からは、薬を飲む間隔は、6時間以上あけるように言われていたので、6時間たってから、すぐに飲みました。
手術終了から7時間。
この頃には、幸いにも、痛みはかなり軽減し、普通にしていれば、ほとんど痛みを感じないレベルになっていました。
そうなってくると、次に考えるのは、食事です。
親知らず抜歯後の食事は?
親知らずを抜歯した後、食事は出来るのか?
私の体験から言えば、その日から食事からは出来ました。
しかも、ガッツリと(笑)
午後8時(抜歯から10時間後) 食事
抜歯手術から10時間。 痛みも落ち着いてきたので、食事をすることに。
朝食べてから、ずっと食べていないのでお腹が空いてます。
そこで、調子に乗って、ステーキ焼いちゃいました(笑)
スーパーで買った500円ステーキ。
数時間前は、痛みに苦しんでいたけど、痛みが落ち着けば、肉だって食べたい!
左側の奥歯では噛めないですが、右側で噛めば全く問題なし!
あ、でも私はガッツリいきましたけど、本来なら、無理せずに、噛む回数が少なくて済む柔らかいものや、消化の良いものを選んだほうが良いでしょう。
実は、私もステーキ食べる前に、冷奴で様子を見ました。
午後9時(抜歯から11時間後) 歯磨き
さて、手術から5時間後にうがいをした時は、抜歯した場所がしみて痛みが出る羽目にあいましたが、ご飯も食べたので、思い切って歯を磨くことに。
歯ブラシに歯磨き粉を付け、いつものように磨きます。
もちろん、抜歯した奥歯はこすらないように気を付けて。
水でゆすぐと、確かにしみましたが、前回ほどではありません。
午後11時(抜歯から13時間後) 就寝
3回目の痛み止めの薬を飲み、寝ました。
痛みは感じなくなっていたので、問題なくすぐに眠りにつきました。
さて、翌日の痛みは?
親知らず抜歯後の痛みは、思っていた程ではなかった
手術の翌朝には、痛みはほとんどありませんでした。
舌先で抜歯した場所を、ツンツンとつつくと、違和感を感じる程度です。
結局、思っていた程の痛みは感じずに済みました。
ここでもう一度、手術からの時系列をまとめます。
- 09:30 手術開始
- 10:00 手術終了
- 10:45 痛み止め(1回目)
- 11:15 麻酔が切れ痛みを感じる
- 11:30 ズキズキする強い痛みに
- 12:15 痛み止めが効いたのか痛みが弱まる
- 15:45 うがいすると痛みが復活
- 17:00 痛み止め(2回目)
- 20:00 食事(ステーキ)
- 21:00 歯磨き
- 23:00 痛み止め(3回目)、就寝
私は、幸いにも、痛みの止めの効果もあり、抜歯後、強い痛みを感じたのは1時間ほどでした。
翌日には、痛みはほぼなくなり、手術から一週間後の抜糸の際には、まったく痛みはありませんでした。
これは、もちろん私のケースであって、痛みは人それぞれ違うと思いますが、
私の体験上、痛みを抑えるポイントは2点。
- 一回目の痛み止めは、早めに飲む
- 手術後は安静にする
午前中に抜歯をして、午後からは仕事。
というようなことは出来るだけ避けたほうが良いです。
大小の差はあれど、痛みは必ず出ますし、痛みがひどくなると仕事どころではないですからね。
冒頭でも言いましたが、
親知らずの抜歯手術を受けるなら、休みの日にするか、次の日が休みの夜を選ぶべきでしょう。
今回は、抜歯後の痛みの話をしましたが、もちろん、痛みを軽くするには、手術を受ける歯医者選びが重要です。
歯医者に悩んでいる場合は、こちらもご参考に。
アナタの抜歯後の痛みが軽減されることを祈っています!