2月3日の節分に、なぜ豆まきをするのか?
あなたは、子どもにきちんと説明できますか?
「鬼は外、福はうち~」と、何となく言ってるだけでは、あまり意味がないですよね。
そこで、今回は、節分の由来や、豆まきの意味を、私自身が3歳の娘に説明するため、改めておさらい。
子どもでも分かるように簡単にまとめます。
目次
節分の由来は?
節分と言えば、豆まきや、恵方巻を食べる習慣が、当たり前になっていますよね。
そもそも、節分とは、どういう行事なのでしょうか?
まずは、節分の由来から。
そもそも「節分」とは、その字の通り「季節を分ける」という意味から来ています。
1年を通して、「季節を分ける日」、つまり、春夏秋冬が変わる日が4回あります。
- 立春(主に2月4日)
- 立夏(5月6日ころ)
- 立秋(8月8日ころ)
- 立冬(11月8日ころ)
古くは、これら4つの日の前日を「節分」と呼んでいました。
しかし、今では、2月の「節分」しか残っていないですよね。
なぜなのでしょう?
なぜ、立春の節分だけなのか?
今の暦になる前は、立春が1年の始まりと考えられていました。
今でいう元日ですね。
昔の人からすれば、立春が、正月ですから、特に重要な日だった訳ですね。
立春が「元日」にあたるならば、立春の前日の「節分」は「大晦日」。
新しい一年が始まる前に、鬼を退治して、新年を迎える。
というのが、立春の節分だったんです。
こうした経緯から、立春の節分だけが、今でも残っているんですね。
では、節分に豆まきをするのは、なぜでしょうか?
豆まきの意味は?
節分に豆まきをする意味を知っていますか?
鬼を退治するため!
というのは、誰もが知っていることですが、豆じゃなくても良い気がしますよね…。
たとえば、水風船を投げてみたり。
いや、家が水浸しになるか。そもそも、昔は水風船がないか。
(実際に、娘が水風船を投げようとしたことが…)
ならば、米を投げてみるとか。
いや、豆以上に拾うのが大変だな。そもそも、罰当りな気が。
まあ、冗談は、これくらいにして、豆をまくには、もちろん意味があります。
なぜ、豆で鬼を退治するのか?
節分に豆まきをする習慣は、室町時代から始まったと言われています。
「鬼の目を打つ」から、「魔目=まめ」
または、「鬼を滅ぼす」から、「魔滅=まめつ」
日本では、言霊(ことだま)という言葉があるように、
「言葉に宿ると信じられた呪力」が重要視されています。
鬼退治に、豆が使われたのも、
我々のご先祖様が、豆には、邪気を払う力があると信じていたからなんですね。
こうした由来や意味を知った上で、節分の豆まきをすれば、本当に、家族から邪気がなくなっていく気がしませんか?
子どもに、豆まきの意味を、どうやって説明する?
では、実際に、3歳の娘に、これらのことを説明するかというと、すべては理解できないので、このまま説明はしませんね。
ただ、「豆」をまくことには意味があると、きちんと伝えたいです。
たとえば、こんなのは、どうでしょう?
「鬼は、怖い悪魔さん」
「その悪魔(ま)」を「メー!」するのが、「豆(まめ)!!」
って、結局、それだけかい!
というツッコミが聞こえてきそうですが、まあ、いいんです。
子どもは、頭よりも、耳で理解しますからね。
大事なのは、親がちゃんと由来や意味を理解していること。
子どもの年齢に合わせて、少しずつ教えていきましょう!