今後、特別警報はどれくらい発表されるのか?

大雨特別警報の基準は、各地域によって
それぞれ決められていることが分かりました。

この基準が、気象庁のいう所の「数十年に一度の大雨」という訳です。

他の特別警報の基準を見ても、
すべてにおいて「数十年に一度」という言葉が含まれています。

それならば、今後、特別警報が発表されるのは数十年後なのか?
と思うかもしれませんが、そうではありません。

たとえば、大雨の例で説明します。

数十年に一度の大雨というのは、
ある一地域だけを見れば、十数年に一度の確率で起きるかもしれませんが、
全国規模でみれば、十数年の間に、様々な場所で、
特別警報の基準を超える大雨が降る可能性があるということです。

日本地図のイラスト

今回、台風18号が本州を直撃したことで
大雨特別警報が発表されたのは、京都府、福井県、滋賀県の3つだけでした。

しかし、またすぐにでも、別の台風や局所的な豪雨で、
他の地域に特別警報が発表される可能性だってある訳です。

なので、十数年に一度という言葉に安心せずに、
特別警報はいつ出てもおかしくないと思って、
日ごろから災害に対する意識を高めておき、
備えをしておく必要があるということです。

特別警報が発表された時の対応は?

もし特別警報が発表されたら、
自分の命を守るために、冷静に情報収集することが大事です。

気象庁の広報資料より抜粋

特別警報は、自治体や報道機関を通じて伝えられます。

テレビ、ラジオ、インターネット(気象庁のホームページなど)や、
防災無線など自治体からの発信される情報を早めに収集するようにしましょう。

そして、安全な場所に素早く避難する。これに限ると思います。

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