癌性腹膜炎(がんせいふくまくえん)に倒れた方は、著名人も含め、少なくありません。
今回は、癌性腹膜炎について調べたことをまとめました。
目次
癌性腹膜炎とは?
癌性腹膜炎とは、膜に腫瘍(しゅよう)が発生し腹水がたまる病気のことです。
腹膜とは、胃や腸、肝臓などの臓器を覆っている薄い半透明の膜のことで、
腹水とは、臓器と臓器の間の摩擦を少なくし、円滑な運動ができるようにする水のことです。
がん性腹膜炎は、胃や肝臓など、腹腔内(ふくこうない)にある臓器のがんが進行して末期になると、
腫瘍(しゅよう)から、がん細胞が転移して、腹膜の全面にわたって、小さな結節(けっせつ)ができる状態を指します。
進行が進んだ胃がんの患者さんの4割がくらいが、がん性腹膜炎になっているとの情報もあるほどです。
癌性腹膜炎の治療は困難 余命3カ月のケースも
がん性腹膜炎の治療は、現在の医学では、難しいと言われています。
そのため、がん性腹膜炎の患者さんの中には、3カ月や半年といった余命宣告を受けるかたも多く、
その後は、残された人生を、できるだけ苦しむことなく過ごせるような治療を受けるといいます。
現在は、新しい抗がん剤が出てきて、延命のための治療も行われているようですが、
抗がん剤治療の苦しさは、健康な方では想像もできない苦しみがあると言います。
私も、テレビの取材を通し、がん患者の方のお話を聞く機会がありましたが、
誰もが、出来る事なら二度と抗がん剤治療は受けたくないとおっしゃります。
私は、独身時代、自分の健康や病気のことなど、ほどんど考えたりはしませんでしたが、
結婚して、子どもも生まれると、自分が健康であることのありがたさを実感してきます。
それと同時に、まだまだ働かなくてはいけないのだから、病気には気を付けないといけないし、
今回の、がん性腹膜炎のニュースなどが出ると、意識して調べるようになりました。
とにかく大事なことは、がん性腹膜炎にかかってしまうような状態にならないよう、
がんの早期治療、発見が重要であるということ。
今、健康な体だからと言って油断せず、きちんと健康診断は受けないとなぁと、改めて思いました。