では、まずは、そのままご飯にルーを絡めていただきます。
食べた瞬間、「お、甘い!」
しかし、その刹那!!
今度は一転、「辛い!!」
時間にすれば、わずか数秒。
口の中で〝甘辛革命〟が起きます!
激辛カレーとか苦手で食べられない私にとっては、結構な辛さ。
何口か食べていると、額に汗が。
口の中もヒリヒリしてきます。
そんな私に感づいたのか、カウンター内のおばちゃん店員は、
私がコップの水を飲み干すと、間髪入れずに水をついでくれます。
そして、おばちゃんから、「タマゴを混ぜてごらん」とアドバイスが。
黄身を混ぜ、いっしょに、パクリ。
確かにマイルドになり食べやすく、そして美味い!
おばちゃんが言うには、よりマイルドにするため生卵を2つトッピングする人もいるのだとか。
でも、やっぱり辛い。
辛いけど、どんどん食が進む。
そして、しばらくすると、ふと、また甘さを感じることがある。
でも、すぐに、また辛くなる。
甘い、辛い、辛い、辛い、辛い、辛い、甘い、辛い、辛い、辛い、辛い、甘い、辛い、辛い、辛い…
そんなサイクルを繰り返しながら食べ続けます。
おばちゃんは、私のコップに延々と水を注ぎ続けてくれます。
他の客を見ると、サラリーマンのおじさんたちは、平然とこのカレーを食べています。
汗だくなのは、私だけ。
「皆、辛くないのかな?」
そんな私の疑問を察したのか、再び、おばちゃんが語り出す。
「最初にこのカレーを食べたお客さんは、何杯も水を飲むの。
でも、慣れてくると、初めに水を一口飲んで、後は最後に飲むだけの人もいるわ。」
う~ん。そういうものなのか。
水も飲まずに、このカレーを完食するのは、私にとっては至難のように思えるが。
しかし、確かに、病み付きになる味だ。
インディアンカレーのルーは、たくさんのスパイスを調合し、野菜とフルーツが煮込んであるんだとか。
創業以来、その味は変わらないと言います。
箸休めに、付け合せのキャベツのピクルスを。
このピクルス、甘酸っぱくて美味しい。
カレーにも合います。
ルーとご飯を大盛りにしたので、結構なボリュームでしたが、水を飲みまくりながら、完食。
そして、私が席を立つ時に、最後におばちゃんが一言。
「きっと、2、3日後に、また食べたくなるわよ。」
そして、この記事を書いているのが、まさに、その2日後。
おばちゃん、アナタの言う通りだ。
今また、無性にインディアンカレーが食べた~い!!